『ベルカ、吠えないのか?』 古川 日出男 著評価 星7個 (星10個中)
あらすじ
戦争中に日本が植民地にしたアメリカの一つの島にから犬の歴史は始まる。その島に4頭の軍用犬がいた。そこから、壮大な犬の歴史が始まる。人の歴史に大きく関わる犬の歴史。軍用犬から派生してきた犬は純潔も混血もそれぞれ意味を持ちながら、歴史を作っていく。朝鮮戦争、北極、冷戦、宇宙開発、革命など大きな出来事に犬が執拗に関わっていく。あくまでも犬だけに注目し、人はそれを飾る風景のようなもの。第三者の視点から書かれた犬が主人公の歴史作品。
書評
たしか、直木賞かなんかの候補になった作品のような気がします。(間違ってたらすみません・・・)爆笑大問題という番組で太田さんが読んだと言ってたような。で、興味が惹かれて借りてみました。
犬を第三者の視点で描き、犬の絵巻物を見てる感じでした。犬には名前もあるのですが、人には名前が付いていません。職業とか外見でしか表されていない。とても新鮮な内容でした。
犬の歴史がこんなにも人と結びつくのかと驚嘆しました。あくまでフィクションではあるが、とてもリアリティに満ちた作品。
難を言うなら、少し起伏が平坦で読みつかれるとこも個人的にはありました。もう少し、章が上手く分けられていたら、僕は読みやすかったです。評価の星7個っていうの内容と文章の書き方で評価しました。とくにここがいいっていう箇所はなかったです。
まぁ、読む価値はありました。こういう変わった作品はとても好きです。
世界史に詳しい人はさらにおもしろいと思います。

