『太陽の簒奪者』 野尻 抱介評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(星10個)
あらすじ
2006年、天文部の白石亜紀は、水星から突如、太陽へと突き出す物体を発見する。それはやがて太陽の周りに集まり、なんと太陽のリングを作ってしまう。リングによって、地球への太陽の光が減少してしまい、このままでは地球が破滅する!?
このリングは何のために作られたのか?リングを作った者の正体は?地球はどうなるのか?
人類救済のために白石はリング破壊へ向かう。そこで起きた衝撃の事実。そして葛藤。果たして、未来は…?
星雲賞、ベストSF2002年の一位などを受賞。
書評
久しぶりの星10個ですね!
最近、ミステリーを少しやめて、SFを読みはじめました。
ハードSFとしては初めての作品です。
最高に面白かった!と一言で済ますことも可能ですが…
この作品は、やはりストーリーがとても魅力的ですね。
SF物は設定がSFなだけで中身は青春や愛や戦争の悲劇などをテーマにしたものがあるんですが(ガンダムが典型的だと思います)、これはその設定自体に魅力があります。
異星文明と出会うことという意味を考える契機ともなるでしょう。
まさにSFならではの楽しみがあるということです。
さらに初心者の僕でもわかりやすく読めました。言葉に専門用語などが使われていますが、読んでいるうちにわかってきます。
普段読書をされるかたなら大丈夫でしょう。
この本で初めてSFの面白さを知ったような気分です。
ある意味、SFって最高にロマンチックな物語だと思います。
夢があり、それを読者に魅せてくれます。
タイトルも生かしてます。読み終われば、さらに意味がわかるでしょう。
文句なしの星10個。
SFへ入る良い出会いになりました。
良かったらどうぞ。

