『天帝のはしたなき果実』 古野 まほろ講談社ノベルス
あらすじ
90年代初頭の日本帝国。名門勁草館高校で、子爵令嬢・修野まりに託された数列の暗号を解いた奥平が斬首死体となって発見される。報復と解明を誓う古野まほろら吹奏楽部の面子の前で更なる犠牲者が! 青春ミステリ。
紹介
宇山日出臣氏が生前推していた作家です。
メフィスト賞を受賞しデビューとなったわけですが、読んでみると納得がいきました。
この作品をデビューさせるのはメフィスト賞しかないといった印象の作品です。過去、京極夏彦氏「ウブメの夏」や清涼院流水氏「コズミック」、または西尾維新氏「クビキリサイクル」そして舞城王太郎氏「煙か土か食い物」をデビューさせてきたメフィストならではといった感じです。
圧倒的な知識量と荘厳な文章で最後まで突っ走る小説。テーマとしては青春とミステリですね。
ルビがとても多く、ドイツ語や英語が様々なところに使われています。
また、日本の歴史が関係してくることもしばしば。
しかし、キャラクターが語る内容や音楽についての描写がすごすぎて、ついていけない読者もいるかも。
清涼院流水氏や京極夏彦氏が好きな方は是非どうぞ。

