『新釈 走れメロス』 森見 登美彦2007-05-26(Sat)

20070526224242.jpg『新釈 走れメロス』 森見 登美彦

祥伝社 1400円

評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(星8個)

内容
名作も含めた古典文学を森見氏が独特の文体と発想で
新解釈した5編。
『山月記』『藪の中』『走れメロス』『桜の森の満開の下』『百物語』を収録。

紹介
教科書なんかで山月記やメロスなんかは覚えている方もいるでしょう。
百物語もどんな話かは知ってる人も多いと思います。
まぁ知ってなくても十分楽しめますよ!
敷居が高い古典文学へのいい出会いにもなるはず!

うまく原作の良い味の部分を表していて面白いですね。
まあ、原作の読みどころは人それぞれかもしれませんが、作者はこの部分を見せているんだなと感じると思いますよ。
また、原作を読んでみたいと思わせる小説ですね!

すべてを紹介はしませんが、2つだけ。
『山月記』
僕もそうなんですが、やはりなんといっても虎になってからの主人公の独白の部分が素晴らしい。新釈でも斉藤秀太郎という人物の独白はとても怪しく、鋭利で心貫くものでした。
あの狂ったようでいて、どこかまだ人間味のある部分がとてもうまく表現されています。

『走れメロス』
表題作なだけあって、一番面白かった。
何よりもあの友情の証明方法が素晴らしいですね。そして京都市内を逃げ回る様相はテンポ良く、コメディタッチで素晴らしいです。
『夜は短し歩けよ乙女』なんかにも通じるドタバタコメディとなっていますね。

最後に、補足
5編ですが、すべてキーワードや登場人物が関連されています。
一つの物語の主人公が他の話に出てきたりしますので、そういった意味でも楽しめますよ。
森見ファンの方も、図書館警察や猫炒飯など独特のセンスに思わずニヤリとするでしょう!
面白いですけど、まだまだ期待しているので星8個!

『夜は短し歩けよ乙女』のレビューはこちら

久しぶりに原作を読みたくなったなぁ〜。

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Comments(2) | Trackback(0) | 森見 登美彦

Comment

あいかわず、読んでるなぁ(笑)
俺はまったく暇がないわ。。。

あっ、6月京都に営業いくわ!

2007-05-27 00:32 | URL | 雷王 [ 編集]

まぁ、3月に読んだやつとかやからなぁ。
最近は再読してるって感じやわ。

忙しそうやけど、体壊さず頑張れよ!!

2007-05-31 21:58 | URL | rachels [ 編集]

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